飛行機 手荷物 置き場 機内持ち込み 棚 番号 共用収納棚

LINEで送る
Pocket
LinkedIn にシェア

 

飛行機 手荷物 置き場 機内持ち込み 棚 番号 共用収納棚

「手荷物は座席の上の物入れまたは前の座席の下にお入れください」

 

「上の棚または前の座席の下にお入れください」

 

とアナウンスされています。

上の物入れ、または上の棚ということだったので、飛行機では、手荷物を自分の座席番号が表示されている棚(収納棚)にしか入れてはいけないものだと思っていました。

 

飛行機のこの番号は、座席番号を示していて、荷物棚(収納棚)の番号を示しているのではないと指摘する方もいらっしゃいました。

 

正解は、手荷物を自分の座席番号の表示してある荷物棚(収納棚)以外に入れてかまわないでした。

 

つまりどの座席番号の荷物棚(収納棚)に手荷物を入れてもOK、棚は共用収納棚でした。

 

JALやANAのホームページには、座席上の共用収納棚に適切に収納(または座席上の共用収納棚に収納、収納状況が適切でない場合には客室乗務員が声をかけさせていただきます)と記載されています。

https://www.jal.com/ja/flight/safety/flight/baggage.html

 

https://www.ana.co.jp/domestic/prepare/baggage/?menu=carry-rule

 

https://www.ana.co.jp/international/prepare/baggage/?menu=rule

真ん中や後方の座席の人が奥まで手荷物を持って行くのが面倒くさいので「最前列の荷物棚(収納棚)から空いている所に入れていいのでしょうか」という疑問も出てきそうですが、これは適切に収納の所ではねられるのではないでしょうか。

 

一人くらいは何の問題もなくても多くの方がそのようなことをするとまずいと思います。(飛行機に乗るとき、降りるとき、途中で棚を開けて荷物を取りだすときなど)

 

なぜ、このようなことを書くかというと、以前、機内持ち込みの手荷物で「おやっ」と思うことがあったからです。

 

そのときは、たまたまカウンターで飛行機の後部の座席を割り当てられました。

 

当時、飛行機では、自分の座席番号の荷物棚(収納棚)を開けて手荷物を入れるものだと思っていたので、座席の真上の荷物棚(収納棚)に手荷物を入れようとしたら、機内で配る薄手の毛布やCAさんたちが業務で使ういろいろなものが頭上の荷物棚には入っていました。

 

自分の席の上とは違いますが、通路を挟んで反対側の荷物棚(収納棚)を開けてみると、そこにも機内でCAさんたちがサービスその他で使うようなものがぎっしりつまっていました。

 

正面を見て右側の通路だったので、左側の通路のことはわかりませんが、5、6人くらいの人が使用する頭上の荷物棚(収納棚)はこのように埋まっていました。

 

気を取り直して、自分の真上は少しもスペースがなかったので1つ前の所、そこにもこの飛行機のクルーの方たちが業務で使用するものが入っていましたが、荷物の上に少しスペースがあったのでそのスペースに荷物を入れ、席につこうとしました。

 

すると、やさしそうな雰囲気の日本語を話すCAさんがそれを見ていて、

 

「手荷物は、こちらの空いている棚へ入れてください」

 

と言ってきました。

 

CAさんが指した荷物棚(収納棚)は通路をへだてて斜め前の荷物棚(収納棚)でした。

 

「でも、そこに手荷物を入れると、その座席番号の人が入れられなくなってしまいます」

 

と言うと

 

「大丈夫です。ここの番号の方の手荷物はこちらの空いている所に入れます」

 

と言って、また通路をへだてて反対側の荷物棚(収納棚)を指しました。

 

CAさんの言うことに従い、通路をへだてて反対側の斜め前の棚に手荷物を入れました。

 

少ししてから私が手荷物を入れた棚の下の席の人がきました。

 

その方は、棚を開けて見るなり

 

「あっ入ってる」

 

と言いました。

 

この方も自分の座席の真上の棚を開けて手荷物を入れるものだと思っているようです。

 

その方は、CAさんが言ったように通路をへだてて反対側の荷物棚(収納棚)へ入れました。

 

次に、前の席の方がきました。

 

その方は自分の座席の真上の棚を開けて見て

 

「俺の荷物を入れるところがない」

 

と奥さんらしき女性に話していました。

 

そこには、この飛行機のクルーの方たちが業務で使用する荷物がぎっしり入っているのです。

 

ただ、前の座席の方は、先ほど私がやったように、わずかなスペースを発見し、CAさんたちの業務用荷物の上にご自分の荷物を押し込みました。

 

さきほどのやさしそうな雰囲気の日本語を話すCAさんは周囲にいませんでした。

 

しばらくすると飛行機は離陸しました。

 

機内サービスなどがはじまると、CAさんの一人が私の頭上の荷物棚(収納棚)のカバーを開け、荷物を取り出し始めました。

 

荷物棚(収納棚)前方には前の座席の方の手荷物が押し込んであります。

 

CAさんは背伸びをして取り出そうとしていました。

 

押し込んである荷物の下になっている荷物を取り出すとき、一度引っ張っても取り出せないため

 

「うーん、うーん、ふー」

 

と言って出しにくそうでした。

 

また、その取り出しにくい荷物の入っている棚を開けて何か重そうな荷物を入れるときもあり

 

男性のクルーに

 

「ねえ、入れてくれます?」

 

という感じのサインを目で送っているときもありましたが、その男性クルーはニッコリ微笑んで通り過ぎていきました。

 

腰を痛めていたのでしょうか。

 

そのとき男性クルーが何を思ったかはわかりません。

 

そんなことがあってから、飛行機に乗ってトイレに行くときに後方座席の手荷物収納棚を見るようになりました。

 

中には乗客の座席の上のプレートにCREWと書いてある収納棚もあります。

 

飛行機の座席の上の棚は、機内アナウンスで頭上の棚と言われて、何となく、自分の座席の真上の棚と思っている人がいる中で、はじめから電車の網棚のように共用収納棚になっているのだなとわかりました。

その他の記事

あわせて読みたい