ロシア アパート エレベーター 狭い 怖い

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ロシアのアパートのエレベーターが狭いそして怖い(古いアパート)

 

 

 

 

ロシアではいろいろなホテル、アパートのエレベーターに乗ったことがあります。

 

ロシアに行けば、日本人が観光で行く場合はビザの必要な国なので、普通は旅行会社と契約しているホテルに泊まると思います。

 

ロシアでもホテルのエレベーターは何も不安を感じないくらいの広さなので問題はありません。

 

留学や仕事でロシアに長期滞在する場合、ロシアでアパートを借りることもあるかと思います。

 

また、留学や仕事でロシアに長期滞在していれば、ロシア人の家に招待されたり遊びに行ったりすることもあると思います。

 

はじめは、気にすることもなくエレベーターを使用していました。

 

ある日、エレベーターに乗るとき、廊下部分とエレベーターの段差が気になりました。

 

旧ソ連時代からあるそのアパートはとても古そうで、付属するエレベーターも古ぼけていました。

 

エレベーターのドアが閉まるときはガッタンという音、エレベーターが上昇するときはグオーン、グーン、グーンという音をたて、止まるときもガッタンという音を出していました。

 

ほんの短い時間でしたが、エレベーターの床のタイルを見ると正方形の一辺が約3枚、とても狭いエレベーターで、窓も鏡もないのでよけい狭く感じました。

 

アパート1階入口のインターホンは壊れていました。

 

携帯電話で電話してアパートの上の階の住居から鍵を開けてもらうか、住人が出るときにいれ代わりに入ったりしていました。

 

アパート入口のインターホンは壊れているので、

 

「エレベーターのインターフォンも壊れているのではないか」

 

「もしこの狭いエレベーターが止まったら管理会社に連絡できなくなるのではないか」

 

「携帯電話で助けを呼ぶにせよ、管理会社の保守担当スタッフがくるまでどのくらいかかるのだろうか」

 

「エレベーターの鉄の扉や壁までは手が届くほど狭い」

 

などと短い時間でしたが、考えていると息苦しい感じがしてきました。

 

閉所恐怖症というものなのでしょう。

 

子供の頃、狭いところは好きだったのに大人になって変わってしまいました。

 

などと考えていると、「ガッタン」と大き目の音を出しながら、停止したとき段差のできる、古くてとても狭いエレベーターは止まりました。

 

その後、ロシアのホテルや日本のビルなどでエレベーターを利用するとき、窓はあるか、鏡はあるか、狭くはないか、もし途中で止まってしまった場合、半日くらいいても大丈夫な広さかなど、あれこれ考えながらエレベーターに乗るようになりました。

 

日本のエレベーターで極端に狭いものは乗ったことがないし、窓はあるし、窓がなくても広いし、ガッタン、グオーン、ガッタンなどとは動かないし、インターホンが壊れていることはないという信頼があるので、どこのエレベーターでも安心して乗っています。

 

その後、ロシアでエレベーターがあまりにも狭く、窓のないエレベーターのときは目的の階が7階でも8階でも階段での登り降りになりました。

 

閉所恐怖症の似たような感覚はウクライナのキエフにあるペチェールシク大修道院の洞窟でもありました。

 

ペチェールシク大修道院の洞窟では、はじめは何ともなかったのですが、途中で真っ暗になるところがあり、天井も低く、左右の壁も人がすれ違えないくらい狭くなっていました。

 

地下でろうそくを使っている場所があるので酸素がなくなるのではないかと考えはじめたら何だか息苦しくなってきたのです。

 

そのときは、こんなことではいけない、何度も通って克服しようと思い、何度も通っているうちに平気になりました。

 

けれども、ロシアのアパートの狭い、窓がない、暗い、そして怖いエレベーター。

 

ガッタンと音がして動き出し、グオーン、グーンと動き、ガッタンとまた音がして止まるエレベーター。

 

これには自らの危機管理の一環として2度と乗っていません。

 

ペチェールシク大修道院の洞窟

 

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