好きなことは何ですか
好きなことは何ですか
「好きなことは何ですか」と人に聞かれたとき、迷わず「~です」と言えるものがある人は幸せな人だと思います。
中には、「何だろう」とすぐには思いつかない人もいるかもしれません。
そのような時に自分が好きなことを見つけるヒントとして
「自分が一番、物事に集中している時はいつか」
「気が付いたら、時計の針の長針が一周していた時はいつか」
と考えてみると、自分の一番好きなことが浮かびあがってくると思います。
中には、忙しく仕事をしていて、
「気が付いたら、お昼になっていた」
「気が付いたら、夕方になっていた」
ということもあるかと思います。
その人は自分の仕事がとても好きなのかもしれません。
けれども、仕事は仕事として、もう少し、
「自分が一番、物事に集中している時はいつか」
「気が付いたら、時計の針の長針が一周していた時はいつか」
と考えを進めてみると、いろいろ自分の好きなものが整理されてくると思います。
当たり前のことかもしれませんが、満員電車に揺られてスマホも見ることができないような時
「自分が一番、物事に集中している時はいつか」
「気が付いたら、時計の針の長針が一周していた時はいつか」
とたまに考えたりすることがあります。
それとは、逆に
「時計の長針が止まったように動かないときもあったりします」
ある年配の人に、昔、やっていた深夜作業の仕事のことを話したときがありました(この深夜作業の仕事は朝6時が終了時間でした)
「朝、5時半を過ぎると、時計の針が止まったように動かなくなるんですよ」
と話すと、その年配の人は
「ふーん、つらい作業だとそういうこともありますね」
と話した後、しばらく考えて、
「でも、私のような、人生の残り時間を気にするような年になると、例えば、季節の移り変わりなどにとても敏感になります」
「それは、もう、30回、40回も夏や秋がくるわけではないからです」
「時計の針が進まないような時間の経過も、人生の残り時間を長く感じられていいことなのかもしれないです」
「毎日、楽しくて、あっと言う間に過ぎていくような毎日だと一生がすぐに終わってしまいますからね」
と言っていました。