ホーチミンの魅力
ホーチミン 魅力
古くからベトナムの経済的中心地として栄えたホーチミン(旧名 サイゴン)は人口が800万人以上の巨大都市です。
市の名称はサイゴンから、建国の父ホー・チ・ミンの名前にちなみホーチミン市に変更されました。
ホーチミン市の人たちは普段、この街をサイゴンと呼んでいます。
ホーチミン 鉄道
市の名称が変わった後もサイゴン駅の名称は変わりませんでした。
サイゴン駅は始発、終着の駅となっています。
南部の最大都市であるホーチミン(旧名 サイゴン)と首都ハノイは、1726kmの南北線(統一鉄道)によって結ばれています。
ホーチミンーハノイ間には毎日5本の列車があります。
所要時間は最速のSE3、SE4 (奇数番号の列車がハノイ発ホーチミン行き。偶数番号の列車がホーチミン発ハノイ行き)で30時間、遅い列車のSE5、SE6で37時間程度です。
特にハイヴァン峠(Ocean Cloud Pass)付近は、車窓から美しい海岸線を見下ろすことのできるルートを通過するため、鉄道旅行の醍醐味を味わうことができます。
ホーチミン市内を流れる川はサイゴン川です。
サイゴン川はホーチミン市内をくねくねと蛇行し、同市内7区付近でドンナイ川と合流してニャーベー川となり、南シナ海に流れ込みます。
ホーチミン市(旧名 サイゴン)はハノイの南1760キロメートルに位置しています。
ホーチミン 気温・湿度・天気・乾季・雨季
ホーチミン市(旧名 サイゴン)は熱帯気候で、平均湿度は75%です。
1年は乾季と雨季の2つの季節に分かれています。
雨期には毎年平均して約1800mmの降水量があり(雨天は1年に約100日)、通常5月に始まり11月下旬に終わります。
ホーチミンの雨季は朝はカンカン照りでも昼から夕方にかけてスコールが有ります。
雨季とはいっても日本の梅雨とは違い、1日中、雨が降るということはほとんどありません。
昼過ぎから夕方にかけて、1時間から2時間ざあっと雨が降る、いわゆるスコールです。
この雨は「マンゴーシャワー」とも呼ばれています。
乾期は12月から4月まで続きます。
平均気温は摂氏28度で、最高気温は4月下旬の正午に摂氏39度に達することもあります。
最低気温は12月下旬の早朝に摂氏16度を下回ることがあります。
ホーチミン バイク
ホーチミン(旧名 サイゴン)はバイクの渋滞等でとても混雑していて、騒々しくて大気汚染があります。
ホーチミンの交通は無秩序で、終わりのないバイクの大群です。
一方通行を逆走、赤信号無視、歩道走行などは日常茶飯事です。
ホーチミン(旧名 サイゴン)では運転規則はほとんど機能していません。
交通規則はもちろんあります。
これを暑くて湿気の多い天候と組み合わせると、ホーチミン(旧名 サイゴン)では少し圧倒されることがあります。
ホーチミンという街について
ホーチミン(旧名 サイゴン)は滞在してみると、そこはとても興味深い都市です。
「東洋のパリ」とか「極東の真珠」と呼ばれることも多いです。
ホーチミンにはカフェ、レストラン、バー、お店、市場、博物館など、見るべきことがたくさんあります。
歩道にある多くの占拠物にちょっとうんざりするだけで、行きかう人々を見つめていると、それ自体がエンターテインメントです。
ホーチミン(旧名 サイゴン)はいつも賑やかです。
週のうち何曜日の夜に出かけても何か面白いものを見つけることができます。
ホーチミン(旧名 サイゴン)はモダンと伝統のミックスした街です。
ホーチミン市内を自転車に乗って少し走ると、女性が家族の服を洗っている小さな路地を通り、その向こうでは巨大な高層ビルを通り過ぎています。
山の合間にたゆたう雲海を見下ろしながら湯船に浮かび、のんびり過ごしたいとか。
牧歌的な湖、美しい山々、田舎の静寂の中で過ごしたいとか。
流れる川のせせらぎに癒しを求めるのに、どこかいいところはなかと探しているなら、ホーチミン(旧名 サイゴン)は適切な場所ではありません。
けれども、食べ物、カフェ文化、歴史、都市のダイナミズムを好むなら、ホーチミン(旧名 サイゴン)は素晴らしい街です。
ホーチミンでは街のいたるところにあるジューススタンドから新鮮なフルーツジュースを購入したり、市内にたくさんある食堂で昼食を取ったり、カフェでのんびり休憩したりしました。
たったそれだけのことで旅の開放感を感じられるそんな街であります。
ホーチミン(旧名 サイゴン)に滞在して最もよかったことは食べ物でした。
ベトナムの食べ物は素晴らしく、たくさんのレストランがあります。
路地にある小さなスタンドでは、日本円で100円未満で美味しいベトナムのポークロールを食べました。
ホーチミン(旧名 サイゴン)のベトナム人はとてもフレンドリーです。
何人かの人から、ベトナムの人たちが失礼で暴走するかもしれないとの話を聞いていました。
ベトナムの主要な観光地では、商売熱心でしつこいベトナム人も時々経験しました。
ベトナムの観光地の外にいて、地元の人々と交流するとき、ベトナム人はとてもフレンドリーでした。
ホーチミンの人は街中で食べて飲むこと好きです。
ベトナム料理はとても新鮮です。
ベトナム人は多くのハーブを使用し、多くの料理は独特の味付けがあります。
ホーチミン(旧名 サイゴン)のベトナム人はコーヒーを飲むこと、コーヒーを飲みながらおしゃべりをすることが好きです。
たくさんのカラオケバーがあります。
ベトナムのインターネットの速度は快適です。
果物をホーチミンの市場で買いましたが、外国人は交渉してもなかなか現地のベトナム人と同じ値段で購入できません。
ホーチミン(旧名 サイゴン)から美しいビーチへ行きたいときは、少し遠いですがブンダウのきれいなビーチまで高速バスで約2時間~2時間半、高速フェリーで約1時間半~2時間です。
ホーチミン 治安
ホーチミン(旧名 サイゴン)は治安面でそれほど危険な都市ではありませんが、観光客がバッグ等を引ったくりに奪われたという報告はたくさんあります。
これはホーチミン(旧名 サイゴン)の治安上、問題だと思われるので、通りに出るときには日本のスーパーの袋を持参したり、貧乏そうな服装をするなど知恵を発揮する必要があります。
ホーチミン 警察
また、ホーチミン(旧名 サイゴン)を含むベトナムでは一般的に警察の腐敗(腐敗なのかシステムなのか、システムのような気もします)が問題となっています。
特にスクーターに乗るときに、日本よりも取り締まりが多く、ベトナムの交通警察は交通違反で罰金ではなく警察署のプール金へのお金を要求してきたりします。
免許証の有無、夜間ライトの有無、ヘルメットの有無、ウインカーの出し忘れ、信号無視、スピード違反、一方通行を逆走、車専用道路を走行、飲酒運転等が違反としてチェックされます。
日本より交通警察の取り締まりが多いのは、ベトナムの公務員にはベトナムの公務員の事情があるようです。
第一に警察官をはじめ公務員は給与が安いです。(目覚ましい経済発展により今後変わっていくかもしれません)
またコネを除くと、上納金を渡さないとほぼ昇格できないベトナム独自の昇格システムがあります。
ベトナムの公務員はこのように上納金を支払った上での昇格かコネがない限り、仕事を一生懸命にやっても、いつまでたっても出世できないということになってしまします。
現場の警察官が集めたお金は、プール金としてお金がもらえない部署と分配していたり、管轄によっては、トップが賄賂を厳しく取り締まっている部署もあり、いろいろなようです。