マンマ・ミーア フラッシュモブ ショッピングセンターのフードコート
マンマ・ミーア!(Mamma Mia!)は、ABBA のヒット曲22曲にて構成される、ミュージカル作品です。
イギリスの劇作家キャサリン・ジョンソンがABBAの曲をもとに脚本を執筆しました。
ABBAの元メンバーのベニー・アンダーソンとビョルン・ウルヴァースが音楽を担当しました。
ABBAは1972年から1982年に活動していたスウェーデンのポップ・ダンス・グループで
1975年のABBAのヒット曲『Mamma Mia 』と題名が同じです。
タイトル曲の他に
【Super Trouper】
【Lay All Your Love on Me 】
【ダンシング・クイーン】
【ノウイング・ミー・ノウイング・ユー】
【テイク・ア・チャンス】
【サンキュー・フォー・ザ・ミュージック】
【マネー、マネー、マネー】
【The Winner Takes It All 】
【ヴーレ・ヴー】
【SOS】などの曲が使用されています。
2008年7月、メリル・ストリープ、コリン・ファース、ピアース・ブロスナンが出演した映画化作品【マンマ・ミーア!】が公開されました。
2016年10月現在、ロンドンのウエスト・エンドの他、海外でも公演が行われています。
2016年4月、ロンドン公演は17年を超えました。
ブロードウェイ公演は14年間の上演を終え2015年9月に閉幕し、8番目に長いロングラン公演となっています。
通常の公演は約2時間30分で、途中15分間の休憩が入ります。
ギリシャの小さな島のホテル「サマー・ナイト・シティ・タベルナ」を舞台とした母子家庭の物語です。
老若男女が楽しめるミュージカルの為、世界各地でロングランとなっています。
このミュージカルはプロデューサーであるジュディ・クレイマーの発案によるものです。
1983年、彼女は作曲家のウルヴァースとアンダーソンがティム・ライスのミュージカル【チェス】に携わっている時に出会いました。
彼らは彼女にABBAのポップ曲『The Winner Takes It All 』が舞台化に向いているのではないかと提案しました。
1997年、彼女はキャサリン・ジョンソンにこのミュージカルの脚本の執筆を依頼しました。
1998年、フィリダ・ロイドがこの作品の演出家となりました。
ミュージカル マンマ・ミーア ストーリー
第1幕
ギリシャのカロカイリ島で20歳のソフィが婚約者スカイとの結婚の準備をしています。
ソフィは父親と共にバージンロードを歩くことを夢見ています。
父親が誰かはわかっていません。
ソフィは母親の古い日記を発見します。
サム・カーマイケル、ビル・オースティン、ハリー・ブライトという3名の男性とデートをしていた記述を見つけます。
ソフィはこの3名のうちの1人が父親と考えます。
結婚式3ヶ月前に母親に相談せず母親ドナの名で3名に招待状を送ります。
結婚式前日、母親ドナは自身が経営するタヴェルナに招待客を迎え入れます。
最初に到着したのは母親ドナの旧友で3回結婚離婚を繰り返した裕福なタニヤと、未婚のロジーです。
3名はかつて女の子グループ「ドナ・アンド・ザ・ダイナモス」を結成していました。
その後、ソフィの父親かもしれない米国人建築家サム、英国人銀行家ハリー、オーストラリア人冒険作家ビルが到着します。
ソフィは彼らに招待したことをドナに言わないよう頼みます。
母親ドナは元恋人たちの登場に驚いて、涙を流します。
ソフィは3人を見れば父親が誰かわかると思ったが、わかりませんでした。
ソフィは自分がしたことを隠し、スカイに相談するが、スカイはソフィに必要なのは自分だけだと語ります。
サムはソフィ自分がなぜ招待されたのか尋ねると、ソフィはいたたまれなくなり逃げます。
ハリーはソフィの父親がパーティに来ているのか尋ね、ソフィは真実を話します。
最後にビルと話すとソフィはビルが、遺産全てをドナ一家に残したソフィアの甥だとわかります。
ビルは、ソフィがまだ赤ちゃんだった頃に同居していた母親ドナの友人の遺産でドナがタヴェルナを建てたという話を聞きます。
その友人というのがビルの叔母です。
このことからお互いが親子ではないかと考える。
ソフィはビルにバージン・ロードを共に歩いてほしいと言うが、ビルはまず母親ドナに相談したいと話します。
ソフィの父親について誰も知りません、
母親ドナでさえも3人と同時に付き合っていたため誰が父親なのかわかってません。
ソフィは3人に母親ドナには何も言わないよう約束させます。
ビルはバージン・ロードをいっしょに歩くことに同意します。
ダンスの途中でサムはソフィを端に引き寄せ、なぜ自分が招待されたのかわかったと語る。
サムは自分こそがソフィの父親だとして翌日のバージン・ロードを共に歩くと語ります。
その後ハリーがソフィに近付き、これまで気付かなかったことを詫び、ハリーもソフィが自分の娘であり、バージン・ロードを共に歩くと約束します。
ソフィは混乱してパーティから去ります。
また彼らを誰も落胆させたくないと考えます。
第2幕
ソフィは落胆し、母親ドナはソフィが結婚式を中止したがっていると思い込み、全て自分に任せるように語ります。
ソフィは部屋を駆け出すと、サムが入ってきて母親ドナにソフィは全てを知っているのではないかと語るが、母親ドナは聞く耳を持ちません。
母親ドナはサムとの不倫の後、二度と会いたくないと思っていました。
しかし母親ドナが一番気になっていたのはサムで、お互いやり直したいと思っていました。
スカイはソフィがなぜサム、ハリー、ビルを招待したのかを知る。
スカイは結婚式が成功すればおのずと父親が判明するのではないかと語る。
しかしスカイはソフィがこのことをずっと黙っていたことに傷付く。
スカイが出て行くと、サムが入ってくる。
サムは過去の結婚の失敗からソフィに父親的アドバイスをしようとするが、ソフィにとっては慰めにもならない。
ハリーは母親ドナに結婚費用を用立てたいと語り、2人は昔を思い出す。
母親ドナは未婚でソフィを妊娠した時、母親に勘当されたことを話します。
2人は仲直りし、ソフィは母親ドナに一緒にバージン・ロードを歩いてくれるよう頼む。
サムがやってきて母親ドナとまた話そうとするが、ドナはサムとは会いたくないため出て行くよう伝えます。
サムは拒否し、言い争いになります。
母親ドナはサムが婚約中だったと知った時とても傷ついたと話します。
ドナとサムはは今でも深く愛し合っているのである。
ロジーが式場となるタヴェルナの最終チェックをしていると、ビルがやってくる。
ビルは母親ドナがソフィとバージン・ロードを歩くと知って落胆する。
ビルは孤独を痛感するが、ロジーはビルに惹かれており、考え直すよう言います。
2人は良い雰囲気になります。
招待客たちがやってきてその雰囲気はかき消されます。
結婚式が始まり、母親ドナはソフィとバージン・ロードを歩きます。
神父が式を開始しようとしたとき、母親ドナはソフィの父親がこの会場内にいると言います。
ソフィは自分の父親が誰か知っていると母親ドナに話します。
しかし証拠となるものがなくソフィの父親はわかりません。
最後にハリーはこれまで語ってきた現在の「相方」が男性であることを明かす。
ソフィは結婚式を中断する。
ソフィは結婚する心の準備ができていないと話し、スカイも結婚の中止に同意します。
サムはここで、結婚式のために準備してきたのに無駄にしてはいけないと言い母親ドナにプロポーズします。
サムは別の女性と結婚してからもずっと母親ドナを愛し続けてきたと語ります。
サムは当時の婚約者との結婚をとりやめ、島に戻ってきた時、母親ドナがビルと付き合っていると聞いたのだった。
サムは、婚約者と結婚して子供ももうけたが、後に離婚したのである。
最後に母親ドナはサムのプロポーズ を受けいれる。
サムとドナは結婚します。
ソフィとスカイは世界一周旅行に出掛けます。