中国のプール 混雑の画像 汚い水質

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中国の衛生当局は、中国の31の省・市でプールの水質検査を行ったところ、水質基準を満たしたプールは76%だったと公表した。

2015年10月15日、新華網が伝えた。

報道によれば今回の検査は、遊離残留塩素、濁度、PH値、尿素、細菌数、大腸菌群などについて調査を実施。

水質に関しては11506カ所のプールで検査を行い、全ての基準指標を満たしたのは8775カ所と合格率は76%にとどまった。

2016年7月11日、京華時報によると、

北京市衛生監督所が水質検査をしたところ、大半のプールで水質基準違反が確認され、多くの施設で尿素検査合格率、足洗い槽塩素濃度合格率、プール塩素濃度合格率の数値の低さが指摘された。

特に尿素の基準値超過、塩素の基準値未達が多い。

プールの循環ろ過装置の未設置、設置していても規定通りの運用をしていない。

プールへの水の補充が十分でない、消毒薬の投与が十分でない。

足洗槽の水を毎日取り替えていないことなどが水質基準違反の原因だと当局は指摘している。

尿素は人間の汗や尿に含まれている物質で、水質浄化がうまく行われていないことを示している。

塩素は水質改善や細菌の繁殖抑制のために投与される物質だが、プール経営者はコスト削減のために十分な塩素を投与していないことが多いという。

コスト面でいえば、プールの水の交換には莫大(ばくだい)な費用がかかるため、水をすべて入れ替えるのは1週間に1回、ひどいところでは1年に1回というところもあるという。

また、中国在住の日本人男性によると、

中国のプールでは、水が8割くらいしか入っていないことが多い。

これは水道代を節約するため、水が外にあふれないようにしている。

プールは混雑していても、トイレがいつもガラガラであることが不思議であり、プールで小便をしているのではないか。

中国では工場に排水・排気浄化設備をつけても「動かしたら金がかかる」との理由で使わない事例が少なくない。

お役所の人が来た時だけ、アリバイ的に動作させる。

工場だけではなく、プールでも同じことをやっているのではないかとのことです。

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