トロルの舌で転落事故
トロルの舌で転落事故
ノルウェーのトロルの舌(標高約1,100メートル)で死亡事故がおきました。
転落したのはオーストラリア出身の留学生でKristi Kafcaloudisさん。
ベルゲン大学に通う24歳の学生。
トロルの舌付近で写真撮影をしているときにバランスを崩したようです。
2015年9月5日(土)のことでした。
ベルゲン大学の人間学科で8月から勉強を開始したばかりだったそうです。
今まで地元の関係者の話によるとトロルの舌で死亡事故はなかったようです。
以前、シャープのスマホのCMで女優さんが座っていたところから少し離れたところが転落現場のようですが、周囲も切り立った崖であるため、とても危険な場所です。
理論的にはトロルの舌の上と平地の近所の歩道の上、トロルの舌の周囲の空間と平地の近所の歩道の周囲の空間で重力に差はないはずです。
なぜ、危険そうに見え、実際に危険なのかを考えてみると、ひとつは見渡すかぎり空や遠くの崖や空間だと距離感を失うことがあると思います。
人によっては、めまいのように感じるかもしれません。
高所のため風が吹くこともあるはずです。
近所の歩道であれば、自分が真ん中を歩いていることを左右の家並みや街路樹等から確認しながら歩きますが、左右が広い空間だと自分の位置を確認しながら歩くことは難しくなると思われます。
インターネット上にはトロルの舌のYoutube動画をはじめ、画像などもたくさん見ることができます。
しかし、それらを見ていると高所にいるときのゾクゾクした感じを見ているだけで感じます。
そのゾクゾクした感じは体からの「危険だよ」「あぶないよ」というメッセージのように思います。
海外では自己責任においてという考えのもと眺望のよいところで柵がなかったり、あっても低いところがあります。
個人的には高所が苦手なので、トロルの舌には近づけたとしても崖から20メートルくらいが限度ではないかと思っています。
とてもではありませんがYoutube映像のようにトロルの舌の先端に行ったり、先端に座ることはできません。
以前、ドイツに行ったとき、ノイシュバンシュタイン城、マリエン橋に行きました。
2、3歩進んだだけで目がくらんでしまい、戻ってきてしまいました。
マリエン橋は渓谷からの高さ92メートルです。
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